つめのトラブル

爪のトラブルで一番多いのは巻き爪です。当院ではなるべく爪を残しつつ痛みをとる方法を提案しています。


つめクリップ

適応:軽度~中等度な巻き爪。

   爪が伸びていること。

着脱:手軽に自分でできる。

 

耐用:4-6か月もつ。

備考:紛失しやすいためテープ固定要。

価格:比較的安価である。

 

マチワイヤ®

適応:軽度~中等度な巻き爪。

   爪が伸びていること。

着脱:医師が行う。

   施術時間は5~10分位

耐用:1-2か月もつ。

備考:爪に2つ孔を開ける必要がある。

価格:比較的安価である。

 

3TO法

適応:中程度~高度な巻き爪。

   爪が短くても可能。

着脱:医師が行う。

   施術時間は20~30分位

耐用:3-4か月もつ。

備考:付け根から矯正できる。

価格:比較的高価である。

 



 注1)以上の治療は保険の適用外で自費診療になります。 注2)一時的に切除する場合もあります。

 

 今までの巻き爪の治療は、食い込んだ爪を切除したり、生えなくしてしまう治療が主流でした。しかし、足のおやゆびの爪には歩行時に「体重を支える」という大切な働きがあります。爪を生えなくしてしまう治療法では、爪本来の「体重を支える」という役割が失われてしまいます。そこで、当院ではなるべく爪を残しつつ痛みをとる方法をご提案しています。

 また、巻き爪は爪の切り方や靴の選び方、歩き方などが関係しています。今後、当院ではその場の痛みの対処だけでなく、理学療法士や靴屋さんの協力を得ながら治療後の再発防止に取り組んでいきたいと考えています。